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英国インテリアデザイン協会が日本に進出

写真:©一般社団法人英国インテリアデザインビジネス協会
一般社団法人英国インテリアデザインビジネス協会(BABID)が、リノベーション事例の見学会を開催した。

BABIDはインテリアデザイナー等で構成する英国インテリアデザイン協会(BIID)と協力し、インテリアデザインによる不動産の価値アップに取り組み2016年に設立された。英国では、インテリアデザイナーは建築家、コーディネーター、アートディレクター、マーケティングなど、複合的な役割を担っている。そうしたインテリアデザイナーを日本に紹介していくことで、日本の住宅やホテル等の価値向上を目指しているという。BIIDが初の海外支部となる日本支部を設立し、日本人会員約30人が中心となって活動している。日本には伝統や高い美意識などがあるにもかかわらず、内装への投資が少ない。BIIDでは、日本をインテリアデザインの有望な市場だと見ているという。

英国では10億円で購入した住宅を8億円かけて改修し、40億円以上で売却が成立した事例もある。日本でも、世界の富裕層が顧客ターゲットに、低価格の古民家を数千万円かけて改修し1億円以上で売却した事例がある。

今回は、複合リゾート「逗子マリーナ」の築43年のマンション棟の1室、専有面積91平方メートルの1LDKをスケルトン状態にしてから抜本的につくり変えている。この物件のインテリアデザイナーには、BIID元会長で、Tessuto Interiors Ltd.のクリエイティブディレクターであるスージー・ランボルド氏を起用し、ブリティッシュコロニアル様式に日本のテイストを織り交ぜたデザインを提案。玄関や室内ドアを日本の鳥居から着想した赤系の色で染め、開口部に近づくにつれて逗子マリーナらしく海と船をイメージした青と白の建具を多用した。改修費用は約4,000万円。当面はオーナー企業の保養所として使用し、秋口をめどに家具付きでの売却活動に移る計画だ。

欧州歴の長い友人宅は、都度、カーペットの張替えや壁紙をリニューアルしたりと内装工事を都度行っていて、手をかけていると感じたことがある。その点、日本人の家では、半世紀近くたってリノベーションすることも多く、内装への投資が少ないように思う。日本国内にも海外生活を経験した人が増えてきている中で、内装市場は有望な市場となるだろう。

参照:一般社団法人英国インテリアデザインビジネス協会

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